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2020年1月1日のぱたぱた

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    新年あけましておめでとうございます。

    昨年、日本FC学会は大きな転機を迎えました。事務所の移転にあたり、多

    くの皆さんから寄付金を頂戴しましたこと、心より感謝申し上げます。あり

    がとうございました。FC学会は事務所を移転した後、パンフレットを刷新

    し、気持ちを切り替えて前進しています。

     

    さて今年は阪神淡路大震災から25年の年にあたります。今年の日本FC学会

    全国大会は、202052324日に神戸で行うことになりました。シン

    ポジウムのテーマは『トラウマのある社会で生きるということ 〜回復への

    旅を当事者とともに〜 』です。トラウマインフォームドケアをより深めて

    考える場になればと考えています。

    分科会とワークショップの企画も募集中です。今回から企画希望者に書式を

    データでお送りすることになりましたので、学会事務局にご一報ください。

    皆さんの日々の実践を発表する機会をご活用ください。たくさんの企画が寄

    せられること、そして多くの皆さんが神戸に足を運んでくださることをお待

    ちしています。

    年末に、とても驚いたことを二つ。一つは『女性のいない世界 性比不均衡

    がもたらす恐怖のシナリオ』(マーラ・ヴィステンドール著、講談社刊、2012

    年)。7年前に出版された本ですが、性比不均衡は今も世界のどこかで引き続

    きおこっているだろうと予想されます。自然な状態での出生性比(100人の

    女子に対して男子が生まれる数値を表したもの)は105ですが、2010年に

    は中国113.3、アニメニア112.4、インド112、アルバニア111.8、ちなみに

    日本は106。女の子ばかりが捨てられる、捨てられる以前の問題として女の

    子だとわかると産まないのです。もし過去数十年間自然な性比が維持されて

    いたとしたら、アジア大陸だけでもあと16300万人の女性がいたという

    のです。なぜこのような事態が起きたのか、複雑に絡み合った要因を解きほ

    ぐしていくと、政治的な思惑が現れてきます。

    「女性がいない世界」では売春、人身売買、パートナーが見つからない若い

    男性が増えます。コロンビア大学の経済学者の出生性比と犯罪率の関係に関

    する研究によると、中国では出生性比1%の増加がその地域の犯罪率を5

    6%引き上げているといいます。“男性過剰”は既に世界を蝕んでいる世界的

    な問題なのに、その問題に注意が向けられていないことが大きな問題なので

    す。

    もう一つは埼玉県が導入したAI救急相談システムです。このシステムでは

    利用者の症状に応じて5段階の緊急度を判定して、どう対応するのかを提示

    したり、家でできることを助言します。こういった情勢をみていると、私た

    ちが携わる相談事業にもAIが活用される日が近いかもしれないと思わざる

    をえません。

    相談に携わる私たちには今後どのようなスキルが求められるのでしょうか。

    決してフェミニズムは古い話ではなく、現在も進行しつつある大きな人権課

    題であり引き続き取り組んでいく必要がある重要な取組みです。FC学会の

    担う役割は非常に大きいと考えています。

    社会ではさまざまな思惑がうごめき、状況は刻々と変化しています。こうし

    た現状をしっかりと見据えつつ、本年も日本FC学会をどうぞよろしくお願

    いいたします。

    2020年元旦 執行照子

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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