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2017年1月15日のぱたぱた

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    私の所属するNPOでは、県内の高校や専門学校、大学から依頼を受け、デー

    DV防止啓発講座を行っています。昨年、ジェンダー論を学んだ大学生に話

    をしてもらいたいという要請があり、考えた末、これまで実施していたプロ

    グラムではなく、DV被害当事者の語りを届けることにしました。当事者とし

    て語ったのは当NPOのメンバーで、現在はデートDV防止プログラムのファシ

    リテーターを務めています。彼女はDVから逃れ、後遺症を抱えながら生活を

    しているときに偶然参加した「支援者養成講座」で学ぶ中、「自分に起きてい

    たことが何であったのか」を理解してきたといいます。当初、自分ことを語

    ることはなかった彼女が、今は「私はDVのことを伝えないと死んでも死にき

    れない」と精力的に活動をしています。その思いは半端なものではなく強く

    深いものだけに、今なお続く「その後の不自由」の中、まさに七転八倒しな

    がらのここまでの道のりでした。

    昨年の講座では、彼女の話を聞いた学生たちの感想は、まずは「本当にDV

    は存在し、壮絶な被害を受けているひとがいるんだ」という驚きに満ちたも

    のでした。昨年の講座が好評だったということで今年度も依頼があり、同じ

    ように当事者の語りを届けるにあたり、改めて何を伝えるかを検討しました。

    DVの出来事を中心に語るとどうしてもDVの悲惨さ、怖さにばかりが注目さ

    れてしまう。しかし、私たちは「DVの被害を受けたかわいそうな人」ではな

    く、「DVから逃れ、その後の不自由を抱えながらもミッションを持って今を

    生きている人」の語りを届けたいという思いになりました。

    実際の講座後の感想を見るとは、学生たちは本当に真摯に受け止めてくれ、

    私たちの思いが伝わったのではないかと思います。語りは個人の体験経験で

    はありますが、何百冊の書籍でも伝えられないものを聞き手と共有すること

    ができると、あらためてこの活動の意義を確認しました。

    さらに、この講座の準備が実に楽しい(私にとってはご褒美のようでした)。

    今回もう1人の語り手となるメンバーと私の3人で当事者である2人の経験

    を改めて共有する作業の中で、たくさんの発見がありました。当事者でない

    と出てこない言葉の一つ一つに感動したり感心したり…。「過去の出来事は変

    わらないけれど、その人生の意味は変わっていくプロセス」をともに歩んで

    いるのだなと実感しています。「あらためてFC、好きだなあ」を実感する機

    会でした。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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