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2019年5月15日のぱたぱた

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    511日、東京・大阪・福岡でフラワーデモが行われた。性犯罪の無罪判決

    が続いたことへの抗議として始まったフラワーデモは、今回が2回目である。

    最初は411日、JR東京駅前まで行われた。2回目の今回は、メイン会場

    を大阪とし250人が集まった。東京では150人、次回611日のメイン会

    場予定地、福岡でも50人が集まった。

    既にご存知と思うが、続いた無罪判決を簡単に紹介する。

     

    312日福岡地裁久留米支部。テキーラを一気飲みさせられた女性に対し性

    交に及んだ男性が準強姦罪で訴えられた裁判。女性は抵抗できない状態では

    あったが、性交に同意していると男性が誤信する状況だったとして無罪判決。

    次いで319日、静岡地裁浜松支部。メキシコ人男性が女性への強制性行

    致傷罪に問われた裁判。「頭が真っ白になって抵抗できなかった」という女性

    は、男性にわかる形で抵抗をしたとは言えないとして無罪に。326日名古

    屋地裁岡崎支部。メルマガ2015号でも紹介された、父親が19歳の娘に対す

    る凖強制性交の罪に問われた裁判。父親に服従せざるを得ないような強い支

    配従属関係にあったとは言えず抗拒不能とは言えないとして無罪に。そして

    328日静岡地裁。父親が当時12歳だった長女に対し2年間にわたり性行

    為を強要していたとして強姦などの罪に問われた裁判。長女の証言が変遷し

    たことや、7人家族で同居していたのに家族が誰も気づかなかったのは不自

    然だとして、長女の証言は信頼できないと無罪に。

     

    これらの判決が報道されると、ネット上でさまざまな批判の声があがった。

    「とんでもない!」とか、「何でこれが無罪?」という声は私たちにも理解・

    共感ができるが、そうした声に対して、「判決を論じるなら、報道には書かれ

    ていないさまざまな状況を知ったうえで論じるべきだ」とか、「判決文も読ん

    でいないのに、不当判決云々などというのは問題だ」とか、さらには「法の

    論理をわきまえてない素人の議論だ」というような、抗議をする方がおかし

    いと言わんばかりの反論もネット上にあふれた。中には「裁判長に対するヘ

    イト」だというような「?」な意見まで・・・。

    もしかしたら、そうした反論も間違っていないのかもしれない。しかし、そ

    うであるなら、専門家はわかりやすく説明をしてほしいと思う。私たちはこ

    れまでも、男性から、専門家から「よくわかりもしないのに黙っとれ」と言

    われ続けてきた。だからこそ「もう黙らない。私たちは怒っている」と声を

    上げたのだ。そうやって声を上げたからこそ、上述のようなさまざまな反応

    や議論が巻き起こったとも言える。

    2017年、110年ぶりに「強姦罪」が改正され「強制性交等罪」が成立した。

    法律が変わったからこそのあれこれもあるようだが、だからと言って、黙っ

    ていなければならないということはない。法律が変わったからこそ問題が見

    えるようになったのであるのなら、その法律をよりよいものにしていく責任

    がある。3年後に見直されることになっているこの法律。抗議の声をあげる

    とともに、なぜ、今回のような無罪判決が出されたのか。法律の不十分な点

    は何なのか。私たちは何を主張していけばよいのか等、見直しに向けて、じ

    っくりと考えたい。

     

    721日、22日、静岡で行われる「フェミニストカウンセリングの基礎〜

    女性の人生とフェミニストカウンセリング〜」では、この無罪判決について

    知る時間を持つ。どういうことだったのか知りたいという方、ぜひご参加く

    ださい。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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