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2017年10月15日のぱたぱた

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    皆さんは世界の村で発見「こんなところに日本人」という番組ご存知ですか。

    海外の秘境に一人住む日本人をタレントさんが道なき道を超えて、尋ねてい

    くという内容のものです。

     

    私はこの番組を時々見ながら、いつもひとりの友人のことを思い出していま

    す。

    その友人は20代の頃に音楽を通じて知り合った人です。初めてあった時の

    彼女は大人びた表情で、何に対しても熱く自分の思いを語る人でした。後で

    同い年と知り驚いたことを昨日のことのように思い出します。

    その当時、彼女はラテン音楽を愛し、私はといえばシャンソンに夢中でした。

    彼女は会う度に、いつかはラテン音楽の中心の中南米に移住したいと語って

    いました。そして彼女のもう一つの人生の目標は、教育を受けられない子ど

    もたちに勉強を教えることでした。

    当時の私といえば、彼女が話すことをただ聞くだけで、将来のことを一緒に

    語り合うことなどできない自分を恥ずかしいと思いながら、いつしか距離を

    置くようになっていました。

    30歳を過ぎた頃、彼女から1枚のはがきが届きました。そのはがきから彼女

    が中南米に行ったことを知りました。それ以後5年か10年に一度忘れた頃

    に、彼女から届くたよりには、大自然の中での彼女、現地の子どもたちと笑

    う彼女、生き生きと、大きく呼吸をしている息使いが伝わってくるようなハ

    ガキです。

    私が返信したはがきが届いているかはわかりませんが、彼女の居住先はいつ

    も変わっており、秘境かどうかは定かではありませんが、少なくとも都会で

    はないようです。

    4年前還暦に10年ぶりにはがきが届きました。

    彼女は結婚、離婚を繰り返し、相変わらずラテンの音楽に魅了され、新しい

    パートナーと伴に、現地の子どもたちに勉強を教えているという内容でした。

    最後に外見は歳をとったが、熱い気持ちは何も変わっていない。まだまだや

    らなくてはいけないこと、やりたいことが沢山あると書いてありました。

    初心を貫く!自分が大切だと思うことに、とことん拘る!そんな彼女を思い

    出し、日々の暮らしに流されそうになりながらも、私も頑張らなくては思い

    ます。

    10月10日衆議院選が公示され、議員たちは右往左往しています。連日テ

    レビは安倍さん、小池さん、その周りを取り囲む人々の話題ばかりです。

    周りに振り回され、数の原理に踊らされ、目的のためには手段を選ばず・・・

    疲れる・・・

    大切なものを見失うことのないようにと、彼女と重ね、そんなことを考えて

    います。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

    2017年10月1日のぱたぱた

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       今年もカープは強い。祝!セ・リーグ優勝、広島東洋カープ!先日偶然に

      も、『この世界の片隅に』と『夕凪の街 桜の国』を見た。どちらも二度目だ

      った。

      『この世界の片隅に』(2016年公開)は、昭和19年(1944年)に広島市江

      波(えば)から呉(くれ)に18歳で嫁いだ主人公すずが、戦時下の困難の

      中にあっても工夫を凝らして豊かに生きる姿を描く。ミニシアター系の映画

      としては異例のヒットを記録し、制作資金をクラウドファンディングで一般

      から調達したことでも知られる。軍港だった呉は太平洋戦争中何度も空爆に

      あっていた。「広島はええのぉ」と言っていたのに、広島は人類初の原爆投下

      によって人も町もなくなってしまった。当時の人口の約3分の1が原爆で亡

      くなり、今も被ばくの影響を受ける人、被ばく者健康手帳を持つ人は全国で

      20万人いると言う。戦争から70年過ぎてもなおである。

      『夕凪の街 桜の国』は、3つの話を通して、3世代にわたる家族の物語が

      繋がっている。原爆に後世まで苦しめられながらも、それでもたくましく生

      きてきた姿を描いている。庶民にとっての原爆を真正面から扱った作品だが、

      原爆の重い影を背負いつつ過ぎていく日常を、あくまで淡々と描いている。

       一方で、同じ原爆が投下されたにもかかわらず、長崎は広島に比べて被害

      が小さかったからなのか、扱い方が違うと感じてきたと知人に指摘され、N

      HKドキュメンタリー『長崎と原爆 長崎浦上の受難』(2017817

      放映)を見た。

      この番組によると、原爆が投下された長崎・浦上地区は、古くから弾圧を

      受けてきたカトリック信者、そして被差別部落の人々が暮らしていたという。

      生き残った被ばく者たちは、戦後長らく自身の被ばく体験を語らず、沈黙し

      てきた。差別があったからだ。しかし、後世に自分たちの体験を伝えようと、

      近年、重い口を開き始めた。この番組は差別と闘いながら、生き抜いてきた

      長崎浦上の人々の戦後を描いている。(NHK番組案内による)

      私は指摘されて初めて、長崎と広島では報道の内容など扱い方に差異があ

      ると気づいた。その理由が差別の問題とつながっていることに愕然とし、ま

      だまだ終わらない歴史の負の部分、そして戦争との関わり、日本人なのに知

      らないこと、知らなくてはならないことがたくさんあると思っている。今、

      大きく揺れている政治状況と合わせて、今の日本の平和とは名ばかりの状況

      なのかもしれないと思う。差別にセンシティブであることは、フェミカンを

      実践する者として心しておきたい。                

       

      *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

      2017年9月15日のぱたぱた

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        時々顔を見かけると挨拶をしたり一言二言声をかけたりするけれど、なかな

        か距離を縮めることができてなかった女子高校生がいます。この夏、地元に

        坂本龍馬展がやってきました。どうも彼女が初日に先着で配布される坂本龍

        馬のクリアファイルを求めて出かけたけれど手にはいらなかったらしいとい

        う話を耳にしました。私は何十年も前に今でいう「歴女」時代があり、この

        話題をきっかけにして声をかけようと思いました。「坂本龍馬の書だとか刀だ

        とかが展示されていて、中高生の女子がたくさん来場していた」などと時折

        笑顔を浮かべながら話してくれました。「そうなんだ。今の若者もそうなんだ

        なあ」と私は感心しながら、彼女と思いもよらず共通の話題で話ができて少

        しは彼女と近づけたかなとうれしい気持ちになっていました。すると会場の

        写真だと同僚が見せてくれた画像には、中高生の女子たちが長時間並んで手

        に入れたというクリアファイルは、あのはるか遠くを見つめるようなまなざ

        しの坂本龍馬の写真ではなく、おそらく実物とは程遠い、ゲームのキャラク

        ターのような侍風で刀を斜め構えたキャラクター化された坂本龍馬らしき?

        人物が映っていました。それがどうしたと思われるかもしれませんが…私は

        あっけにとられたのでした。彼女たちのお目当ては、坂本龍馬の書でもなく

        刀でもなく、そのキャラクターだったのです。私は彼女と全く違うことを頭

        に思い浮かべながら話をして彼女との会話が成り立っていると思っていたの

        です。「日頃あまり話をしたことなかったAちゃんと話ができた」とちょっと

        うれしく思っていた大勘違いの自分に笑えてくるは、「もしかしたら私に合わ

        せてくれていたのかな…?」とちょっとへこんだりして…。

        日ごろ高校生など若い世代のカウンセリングをしている時に、彼らから発せ

        られる言葉をきちんと理解できているのかということに結構気を付けていま

        した。彼らが使っている言葉の意味と私が考える意味とが違っているという

        ことが多々あるからです。わかったふうに聴いてはいけない、わからなかっ

        たら、いやいや、こういう意味かなと思っても「それはこういうことかな?」

        ときちんと確認せねばいけないと意識しながらやっていたつもりでした。今

        回のことはカウンセリングではありませんが、改めて、自分が知っているこ

        とはほんの一部だということを頭に置いていないとだめだなと痛感しました。

        まあ大人同士でも言葉が通じない、ずれていたということは多々ありますが、

        やはり若い世代とのコミュニケーションの難しさを感じています。若い世代

        を取り巻く社会状況やその変化についていけてないという無力感と同時に、

        社会の中で翻弄されている若い世代の実態を知れば知るほどフェミカンを届

        けたいという思いは募ります。思いは通じると信じたいけれど、思いだけで

        はだめですね。自分の言いたいことだけ伝えようとする「自己満足でやって

        いるおばさん」にならないようにと心して、「相手に対する興味関心、知恵工

        夫、そしてあきらめないことを続ける」ですかね。

         

        *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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