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2019年12月1日のぱたぱた

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    新聞紙面には毎日虐待、DV、性暴力の記事が見られ、インターネットでは、

    次々に新しい情報が発信されています。

     

    児童虐待事件では、幼い命が奪われ、その母親が保護責任者遺棄罪(目黒虐待

    事件)、加害者ほう助(野田市虐待事件)など、裁判には精神科医などが意見書

    や法廷で意見を述べるなどがされています。

    DVの中にいた被害者の心理状態が司法の場に理解、届くようにいろいろな

    人がさまざまな方法で訴えています。

    暴力は目にみえるものだけではないこと。心の支配がどれほどのものなのか。

    恐怖や圧力の中に居続けろことでどのような精神状態になるのか。その中に

    いる人にはわからないものであること。

    そしてわかってきて言葉にできるようになれば、また別の苦しみに襲われる

    こと。

     

    「文藝春秋」11月号に目黒虐待の事件に関する記事がありました。「結愛ち

    ゃん母『懺悔の肉声』」

    優里被告は私は「診断名に納得していないのです」「私は娘を守ることができ

    ませんでした。私は無知で世間知らずで、母親として知識も覚悟もたりなか

    った。そんな病名だけを切り取って報じられ、DV被害者として擁護された

    いとはおもわない」と伝えたと載っていました。

     

    あなたは被害者です。母性神話の刷り込みです。その状態がPTSDです。あ

    なたが悪いわけではありません。大きな傷を負った人には届かない(勿論言葉

    でいうことだけではなく寄り添いながらですが)

    優里被告は、苦しみ、自責感、後悔、どんなに時間を戻したくとも戻らない、

    亡くした子どもはもどってはこない。

    逃げてはいけない、救われてはいけないそんな中に1人いるのではと勝手に

    推測しています。

    そうして誰よりも自分自身に罰を与えることで、やっと生きていられるので

    はないかと思えます。

     

    私たちはそんな思いの人にどのように寄り添えるか、いえそばにいさせても

    らえるか今一度自分に問いかけることが必要ではないかと考える日日です。

     

    202038()

    専門講座テーマは「DVと虐待」暴力と支配が交錯する家庭

    開催いたします。

    皆で学び、考えてみませんか。

    参加をお待ちしています。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

    2019年11月15日のぱたぱた

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      私の所属するNPO法人は、助成金を受け、11月から支援者養成講座を開催

      しています。先日、WCKの周藤由美子さんを講師に招き、公開講座「なぜ

      『逃げられない』のか〜継続した性暴力の被害者心理と対処行動の実態」を

      開催しました。公開講座のタイトルは、公益財団法人俱進会の助成を受け作

      成された報告書(日本フェミニストカウンセリング学会「性犯罪の被害者心

      理への理解を広げるための全国調査グループ」編集)のタイトルをそのまま

      使用しました。開催にあたっては、参加対象者を限定せず、広く一般(県民)

      に呼びかけました。

       当日は、すでに支援者として活動されている方や、支援の現場にはまだ関

      わっていないけれど女性の支援について関心のある方、性暴力被害に関心あ

      る方などが参加してくださいました。これまで私たちの講座等に参加がなか

      った領域の支援者が、業務で関わっているケースの理解をするために、タイ

      トルに興味を持ち参加してくれた、ということもありました。

       講座では、報告書に記載されている「上司から継続したセクハラ被害にあ

      い、5年間裁判で戦い、勝利的和解で終結したケース」をもとに被害者心理

      を学び、その後、グループワークの中でお互いの感想などをシェアしました。

       これまで被害者を理解し、何とか支援をしたいという思いを持ちながらも、

      「被害を受けた人の行動が理解できない」「支援をどうしていけばいいのか」

      など、困惑しながらやってきたという参加者からは、講師の丁寧な解説を聞

      き、被害者の心理に驚きながらも、「非常によくわかった」と、大変好評でし

      た。あらためて、この報告書が多くの方に必要とされている内容であること、

      さらに報告書を相手にただ届けるのではなく、内容を丁寧に伝えていくこと

      の大切さを実感しました。

       フェミニストカウンセラー一人ひとりが、被害者に寄り添いながら、丁寧

      にクライアントの声を聴き、受け止めてきたからこそ完成した報告書です。

      あらためて、フェミニストカウンセラーの存在意義を確認しました。ぜひ、

      多くのみなさんにご活用いただきたいと思います。(報告書に関するお問い合

      わせは、学会事務局まで)

       

      *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

      2019年11月1日のぱたぱた

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        私の中のこの秋の一大ブームは『心的外傷と回復』(ジュディス・ハーマン,

        1992)と現在上映中の映画『ジョーカー』です。『心的外傷と回復』につい

        ては、何度目かの再訪となりましたが、読むたびに新しい発見があって、正

        直に言えば数年前にはちゃんと読めていなかったことがたくさんあったと認

        めざるを得ないところです。

        今回は、担当している大学院の授業で学生さんとともにこの本を味わって

        います。きっかけはもちろん2018年に発表されたICD11で「複雑性PTSD

        CPTSD)」が掲載されたことです。学生さんたちはCPTSDは知っている

        けど、その診断名が1992年にすでにハーマンによって提起されていたこと、

        アメリカの診断基準DSM掲載をめぐって差別的な扱いをされたこと、PTSD

        の研究が政治的な理由によって一進一退して今に至る歴史があること、それ

        でも当事者(戦争帰還兵や女性たち)による運動によって研究が推し進めら

        れてきたという過去について、初めて触れることばかりのようです。「えー、

        知りませんでした」とびっくりされる時、「やった!」と心の中で思いながら

        この本に感謝する日々です。

        『ジョーカー』についてはネタバレになるので詳しくは言えませんし、これ

        は多くの解釈が可能ですが、私的には『心的外傷と回復』との共通点がある

        と思っています。すなわちCPTSDとナラティヴ。この秋、お薦めの2つの

        作品のご紹介でした。

         

        *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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