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2017年8月15日のぱたぱた

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    東北で生まれた私の子どもの頃の夏の記憶は、地域の七夕祭りと山車が練り

    歩く夏祭り。夏休みに入ると太鼓や笛のお囃子の音があちこちから聞こえて

    くる。浴衣を着せてもらい露店が並ぶ祭りの会場に一刻も早く行きたくて慣

    れない下駄で走った。東北の夏は短くお盆が過ぎると秋の気配となる。あの

    頃の東北の夏は猛暑や台風より冷夏の影響が心配だった。

    ここ数年、日本の気候が変わってきた。北海道での35度を超える猛暑日の

    記録。甚大な被害となる豪雨、猛烈な雨と落雷がこの夏にも繰り返し報じら

    れている。記録的な気温の上昇の異常さに私たちはいつの間にか慣らされそ

    れが日常化されてきている。その背景にある、取り組まなくてはいけない地

    球温暖化の問題はいっこうに進まない。

    気候だけではない。明らかに多くの人が不当と見なす出来事や社会を揺るが

    す問題も、いつのまにか私たちはそのことに少しずつ慣らされて忘れてしま

    うことすらおきる。慣れてしまうことで問題が見えなくされたり、問題がな

    かったことにされてしまうことも私たちの社会で起きてきた。また、問題と

    気付いても生きていくために受け入れていくしかない社会の仕組みや制度も

    ある。抵抗する術さえゆっくり奪われていくこともある。

    『茹でガエル』という寓話がある。急激に温度を上げるとカエルは熱さに驚

    いて飛び出すが、水からゆっくりと少しずつ温度を上げるとカエルは緩やか

    な変化に気付かず飛び出すタイミングを失いゆで上がってしまうという話。

    実際のカエルでは有り得ない話だそうだが、人間にはさまざまに重ね得る例

    え話だ。

    いつのまにか“当たり前”と慣らされてしまうことの怖さを、あれこれと想

    像する。人は脅かされたり危険にさらされることなく安全に安心して生きる

    権利を持っている。社会の問題や権力の仕組みに気付き可視化していくフェ

    ミニストカウンセリングの視点を多くの人に広げられたらと思う夏の夜であ

    る。

    8月から9月、10月と、臨床技法コース機↓供↓靴判室造靴森嶌造続きま

    す。フェミニストカウンセリングならではの理論と実践をぜひ一緒に学びま

    しょう。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。