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2017年9月15日のぱたぱた

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    時々顔を見かけると挨拶をしたり一言二言声をかけたりするけれど、なかな

    か距離を縮めることができてなかった女子高校生がいます。この夏、地元に

    坂本龍馬展がやってきました。どうも彼女が初日に先着で配布される坂本龍

    馬のクリアファイルを求めて出かけたけれど手にはいらなかったらしいとい

    う話を耳にしました。私は何十年も前に今でいう「歴女」時代があり、この

    話題をきっかけにして声をかけようと思いました。「坂本龍馬の書だとか刀だ

    とかが展示されていて、中高生の女子がたくさん来場していた」などと時折

    笑顔を浮かべながら話してくれました。「そうなんだ。今の若者もそうなんだ

    なあ」と私は感心しながら、彼女と思いもよらず共通の話題で話ができて少

    しは彼女と近づけたかなとうれしい気持ちになっていました。すると会場の

    写真だと同僚が見せてくれた画像には、中高生の女子たちが長時間並んで手

    に入れたというクリアファイルは、あのはるか遠くを見つめるようなまなざ

    しの坂本龍馬の写真ではなく、おそらく実物とは程遠い、ゲームのキャラク

    ターのような侍風で刀を斜め構えたキャラクター化された坂本龍馬らしき?

    人物が映っていました。それがどうしたと思われるかもしれませんが…私は

    あっけにとられたのでした。彼女たちのお目当ては、坂本龍馬の書でもなく

    刀でもなく、そのキャラクターだったのです。私は彼女と全く違うことを頭

    に思い浮かべながら話をして彼女との会話が成り立っていると思っていたの

    です。「日頃あまり話をしたことなかったAちゃんと話ができた」とちょっと

    うれしく思っていた大勘違いの自分に笑えてくるは、「もしかしたら私に合わ

    せてくれていたのかな…?」とちょっとへこんだりして…。

    日ごろ高校生など若い世代のカウンセリングをしている時に、彼らから発せ

    られる言葉をきちんと理解できているのかということに結構気を付けていま

    した。彼らが使っている言葉の意味と私が考える意味とが違っているという

    ことが多々あるからです。わかったふうに聴いてはいけない、わからなかっ

    たら、いやいや、こういう意味かなと思っても「それはこういうことかな?」

    ときちんと確認せねばいけないと意識しながらやっていたつもりでした。今

    回のことはカウンセリングではありませんが、改めて、自分が知っているこ

    とはほんの一部だということを頭に置いていないとだめだなと痛感しました。

    まあ大人同士でも言葉が通じない、ずれていたということは多々ありますが、

    やはり若い世代とのコミュニケーションの難しさを感じています。若い世代

    を取り巻く社会状況やその変化についていけてないという無力感と同時に、

    社会の中で翻弄されている若い世代の実態を知れば知るほどフェミカンを届

    けたいという思いは募ります。思いは通じると信じたいけれど、思いだけで

    はだめですね。自分の言いたいことだけ伝えようとする「自己満足でやって

    いるおばさん」にならないようにと心して、「相手に対する興味関心、知恵工

    夫、そしてあきらめないことを続ける」ですかね。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。