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2018年3月15日のぱたぱた

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     寒くなると阪神淡路大震災を思い出し、それを過ぎると東北大震災を思い

    出す。2011311日電話相談を受けている時に、目が回るように感じた

    私はまずは自分の体調が悪いのかと思った。28日から実施された全国24

    時間DV・性暴力相談フリーダイヤル「パープルダイヤル」などで疲れてい

    るのかと思った。それが二度ほどあったものの、東北で大きな地震があった

    と聞いた時にはまったく結びつかなかった。その夜は相談員研修があり、私

    は研修後年度末が近かったために事務所に泊まって記録の整理をするつもり

    だった。事務所が海に近いので、津波の心配をして他のスタッフから止める

    ように言われた。それをさほど気にせずに事務所に行き、初めてテレビで津

    波の大きさを知った。それでもどれほど甚大な被害が出ているのかは翌朝ま

    で予想がつかなかった。加齢とともに記憶が曖昧になっていくが、この震災

    当日のことは今でもよく覚えている。

     東北大震災後、「パープルダイヤル」やその後実施された「パープルホット

    ライン」で、過去の性暴力被害を思い出した、理由はわからないがとても怖

    い、音に過敏になっているといった相談を受けた。

    今でも原発事故の影響が続く福島県では、34千人が県外で避難生活を

    しているという。避難指示は解除されても、帰還する人はわずかであり、被

    災した人に以前の生活は戻らない。普段通り生活していた人が、何も悪いこ

    とはしていないのに一瞬にして長い間苦しめられている。「被災者」の抱える

    この苦しさと、DVや性暴力被害者の抱える苦しさはどこか重なる。被害は

    誰も望んで受けるわけではないが、社会になかなか理解してもらえない、共

    感してもらい難いという理不尽さが共通しているように感じる。フェミニス

    トカウンセリング学会は今後も福島県の拠点であるウィメンズスペースふく

    しまの活動を支援し続けていきたいと考えている。

    また昨年11月には、援助者支援事業で熊本県益城町、南阿蘇を訪れた。

    熊本地震から1年半経っていたが、当日経験されたことはまだ十分に語られ

    ていないのではないかと感じた。益城町も南阿蘇もまだ復興途上だったが、

    名城として知られる熊本城をまず再建したいと言われた時、正直私は戸惑っ

    た。しかし「原風景を取り戻したい」という思い、つまり以前の生活を取り

    戻したいという思いが強いんだと思い当った。熊本の人にとって象徴的存在

    である熊本城を再建することはそういう思いがあってのことなのだろう。今

    何気なく暮らしている日常生活がいかに大切なのかを改めて感じながら、

    3.11震災の日を過ごした。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。