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2,016年10月1日のぱたぱた

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    今回はちょっと長めですが、大切なお願いがありますので、最後まで読んで

    くださいね。

    親子断絶防止法という名称の法律案があることをご存知ですか?

    是非ネット等でこの法律案を読んでいただきたいのですが、離婚の後も父母

    と親子としての継続的な関係を持つことが子の最善の利益であり、そのため

    には父母が親子の継続的な関係の維持に責任を持たなければならないという

    趣旨の法案です。具体的には、離婚時には、面会交流及び養育費の分担に関

    する取り決めを行う、面会交流を定期的に行う、別居に際して取り決めなし

    に子どもを連れ去ることをしないなどです。この法律が通れば、行政や司法

    はこの法律に沿って動きます。

    DVや虐待がある場合は配慮をすると書いてありますが、暴力も虐待も人目の

    ないところで行われますし、精神的暴力の被害を正しく見積もってくれる調

    停委員や裁判官はいません(と言って差し支えないほどあったことも聞いた

    こともありません)。裁判官には、夫から怒鳴られたり、無視されたり、嫌味

    を言われたり、わけのわからない難癖をつけられたりする生活がいかに精神

    を蝕むものであるかがわからないのです。そしてそうした環境で育つことが

    子どもにとっていかに有害であるかもわかっていない。今でも調停の場で調

    停委員から面会交流の実施を強く勧められることが少なくないのに、この法

    律が成立したらどんなことになるか、不安を感じざるを得ません。

    「DVなんかしてないのにでっちあげられて離婚させられ、子どもとも会え

    なくなった」「DV防止法という偏った法律で自分の権利を侵害された」と主

    張する人たちと彼らを応援する人たちの集まりがあります。DV冤罪の主張

    ですが、怖ろしいことに、「親子断絶防止法」の成立を支持する人々が言って

    いることもこれと同じなのです。暴力を振るう側、人を傷つける側が、傷つ

    けられる側の心に如何に無頓着であるかがよくわかります。DV夫から逃れ

    るのに、突然黙って子どもを連れて・・・・となるのはなぜか?そうでもし

    なければ別れられないからです。そうでもしなければ地獄のような生活から

    逃れられないからです。

    面会交流の度に子どもからあれこれ聞きだし、母親の悪口を吹き込む。面会

    交流の度に、子どもの成績が悪いと言って怒りつけ、母親に「教育をどう考

    えているんだ」と難癖をつける。「テレビでも見ておけ」と、一日子どもをほ

    ったらかしている。きょうだい間に差をつけるなどなど、何のための面会交

    流かわからないような面会交流の例があります。また子どもが面会交流に行

    きたがらなかったのに、子どもは父親に会いたがっているのに母親が邪魔を

    していると主張する。子どもの具合が悪くなり面会交流をキャンセルしたら、

    約束違反だとして罰金を払わされたなど、面会交流をめぐって母親が悪者に

    されたり、過重な負担を強いられる例も少なくありません。暴力を振るって

    いた父親に対して子どもが恐怖や嫌悪を抱えている場合もありますし、面会

    交流をするたびに追跡されるのではないか、子どもを取り上げられるのでは

    ないかと怯えている女性もいます。それにも関わらず定期的な面会交流を義

    務付けようとするこの法律のとんでもなさをご理解いただけるでしょうか。

    こんな法律が通ったら、女性たちはDVから逃れることすらできなくなるかも

    しれません。

    この法律がいかに現実を反映していないかを明らかにするために、面会交流

    をめぐって、あるいは離婚をめぐって、何らかのトラブルや困難を経験した

    方の簡単な手記を募集しています。文章の上手下手は関係ありません。他者

    に公表してよい形(個人名や特定の場所などは記入せずに)で、500〜

    1000文字程度(それ以上長い場合は、こちらで要約します)の文章を、

    日本フェミニストカウンセリング学会あてにお送りください。猶予のない話

    で申し訳ありませんが、10月7日までにFAXあるいはメールでお送りいた

    だければ幸いです。よろしくお願いします。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。