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2017年12月15日のぱたぱた

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    今年も残り僅かとなった。年末になると「今年はどんな一年でしたか?」と

    テレビの中から問われたり、「今年の十大ニュース」とか「●●大賞」など何

    かと振り返る動きがある。

    私も振り返る。・・・やはり「110年ぶりの刑法改正」を取り上げたい。世の

    状勢からは「山が動いた」ほどの大きさだ。獲得できたものと同時に、この

    報道によって「性暴力に対する日本の意識の遅れ」問題を多くの人と共有で

    きる機会でもあった。そして、長年沈黙していた多くの被害者の方が声をあ

    げることにもつながっていると実感している。

    しかし、角田由紀子さんが被害者不在の性犯罪をめぐる司法の問題を月刊『世

    界』20181月号(「性暴力と日本社会」の特集)で書いておられるように、

    残された課題は大きい。「刑法の一部は改正されたが、運用する側の頭の中を

    憲法とジェンダー認識に従って、『改正』するのは容易ではない」とのこと。

    そして、次の改正に向けて今後もしっかりと注視していかなくてはいけない。

    カウンセリングで刑法改正のことや性暴力犯罪の捜査の問題について話し合

    うことも多くある。共有できることが増え、変化を得たことで力づけられる

    一方、現実の壁はまだまだ大きい。「声を上げてもやっぱり泣き寝入りしかな

    いんですか」(加害者を罪に問えない理不尽さ)と言われた言葉を抱えたまま

    である。

    昨年から続いているDV被害者と子どもたちを脅かす「親子断絶防止法案」

    の動きも、ウォッチングし続けよう。最近、男女共同参画センターの新着図

    書コーナーで見つけた本は、一押しだ。『国家がなぜ家族に干渉するのか〜法

    案・政策の背後にあるもの』(本田由紀/伊藤公雄編著)は、家庭教育支援法、

    親子断絶防止法、官製婚活、自民党改憲草案24条等、について読み解いて

    くれる。目と耳と口を磨かなくっちゃ!

    実は今、福島県にいる。避難指示区域が解除され帰還した方の話を聴いた。

    「報道は健常者の声ばかりだ。あっても子どもと高齢者の話だ。障害をもっ

    た自分の声は消されていく。受け入れ可能と言うから戻ったのに。誰に言え

    ばいいの?」と問われた。2011年の課題を私たちは持ち続けている。ここへ

    の新幹線では、ノーベル平和賞受賞式でのICANの被爆者サーロー節子さん

    の演説全文に読みいっていた。自身の声を発することをサポートするフェミ

    ニストカウンセリングは、聴いた声にどう応答するか、責任(responsibility

    をもつ。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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