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2017年10月1日のぱたぱた

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     今年もカープは強い。祝!セ・リーグ優勝、広島東洋カープ!先日偶然に

    も、『この世界の片隅に』と『夕凪の街 桜の国』を見た。どちらも二度目だ

    った。

    『この世界の片隅に』(2016年公開)は、昭和19年(1944年)に広島市江

    波(えば)から呉(くれ)に18歳で嫁いだ主人公すずが、戦時下の困難の

    中にあっても工夫を凝らして豊かに生きる姿を描く。ミニシアター系の映画

    としては異例のヒットを記録し、制作資金をクラウドファンディングで一般

    から調達したことでも知られる。軍港だった呉は太平洋戦争中何度も空爆に

    あっていた。「広島はええのぉ」と言っていたのに、広島は人類初の原爆投下

    によって人も町もなくなってしまった。当時の人口の約3分の1が原爆で亡

    くなり、今も被ばくの影響を受ける人、被ばく者健康手帳を持つ人は全国で

    20万人いると言う。戦争から70年過ぎてもなおである。

    『夕凪の街 桜の国』は、3つの話を通して、3世代にわたる家族の物語が

    繋がっている。原爆に後世まで苦しめられながらも、それでもたくましく生

    きてきた姿を描いている。庶民にとっての原爆を真正面から扱った作品だが、

    原爆の重い影を背負いつつ過ぎていく日常を、あくまで淡々と描いている。

     一方で、同じ原爆が投下されたにもかかわらず、長崎は広島に比べて被害

    が小さかったからなのか、扱い方が違うと感じてきたと知人に指摘され、N

    HKドキュメンタリー『長崎と原爆 長崎浦上の受難』(2017817

    放映)を見た。

    この番組によると、原爆が投下された長崎・浦上地区は、古くから弾圧を

    受けてきたカトリック信者、そして被差別部落の人々が暮らしていたという。

    生き残った被ばく者たちは、戦後長らく自身の被ばく体験を語らず、沈黙し

    てきた。差別があったからだ。しかし、後世に自分たちの体験を伝えようと、

    近年、重い口を開き始めた。この番組は差別と闘いながら、生き抜いてきた

    長崎浦上の人々の戦後を描いている。(NHK番組案内による)

    私は指摘されて初めて、長崎と広島では報道の内容など扱い方に差異があ

    ると気づいた。その理由が差別の問題とつながっていることに愕然とし、ま

    だまだ終わらない歴史の負の部分、そして戦争との関わり、日本人なのに知

    らないこと、知らなくてはならないことがたくさんあると思っている。今、

    大きく揺れている政治状況と合わせて、今の日本の平和とは名ばかりの状況

    なのかもしれないと思う。差別にセンシティブであることは、フェミカンを

    実践する者として心しておきたい。                

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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