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2019年6月1日のぱたぱた

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    525日・26日の2日間、ウィリング横浜を会場に開催された「第18回日

    本フェミニストカウンセリング学会全国大会in Tokyo」が無事終了しました。

    実行委員会やスタッフの皆さん、そして参加してくださった多くの皆さん本

    当にお疲れ様でした。

    今大会のシンポジウムのテーマは“フェミニストカウンセリングを次世代に

    どう繋げるか〜多様性・少数性を尊重しつつ〜”。

    1980年代に誕生し、ジェンダーの視点での心理支援や実践を重ねてきた日本

    のフェミニストカウンセリングですが、次世代へ広げる、伝える、繋げると

    いう取り組みが残念ながらうまくすすんでいません。今回のテーマは、どう

    したらフェミニストカウンセリングを若い人たちに広く知ってもらえるのか、

    どうしたら次の世代に伝えていけるのかという、私たちの直面する課題に、

    シンポジストの方から説得力のある発信をいただいて参加者と皆で共有して

    いくという、大変有意義なシンポジウムとなりました。

    その一部の紹介になりますが、シンポジジストの杉山文野さんからは、自身

    のミッションだという、カテゴリーを超えたコミュニティづくりについて話

    していただき、それにはサイレントマジョリティの人たちにどれだけアプロ

    ーチできるかが重要で、そこを目指して活動していること。活動がそれぞれ

    違っていても共通のところを繋げていくことが大切で、ぶつかり合ったまま

    エネルギーが分散しているのはもったいないこと。また、“伝える”ことと“伝

    わる”ことは違う、伝わらなくては何にもならないし目的は伝わることであ

    る、それを大事にしていることなど、実際の活動に基づいた話は、フェミニ

    ストカウンセリングの広げ方や伝え方について学ぶことが多く、なるほどと

    深く頷くことばかりでした。

    是恒香琳さんからは、「SEALDs」など活動団体でのこれまでの経験から感じ

    たことが熱く語られ、興味深かったのが“野原のような連携の仕方”でした。

    花いっぱいの野原でも、よく見るとそれぞれの花がそれぞれの群れで、それ

    ぞれがなんとなくまとまって好きなように咲いている、そういう花いっぱい

    の野原のような繋がり方が、めざしているイメージとのこと。また野原にも

    花を育む土壌が必要でその土壌の部分がとても大切だと話され、その土壌の

    部分がフェミニストカウンセリングの役目かと思い描きながら、また、それ

    ぞれの違いが尊重される“繋がり方”についてもとても大事なことだなと聞

    き入りました。

    次世代にどう繋げるかとのテーマだが、私たちが次世代に繋がっていくこと

    が大事ではないかとのコーディネーターの小柳さんのことばに参加者も共感

    し、ファミニストカウンセリングをもっと広く社会に届けていこう、次世代

    に広く伝えていこう、そのために私たちが繋がっていく発信力をつけていこ

    うと皆で確認し合った今大会のシンポジウムでした。

     

    さて、今年度の講座が720日(土)に静岡で開催される「初めてのフェミニ

    ストカウンセリング〜女性の生きづらさを考える〜」を皮切りにスタートしま

    す。会員の皆さんはもちろん、新しい方の受講もぜひこの機会に会員の皆さん

    からも発信し広めていただけたらと思います。多くの方の講座への参加をお待

    ちしています。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

    2019年5月15日のぱたぱた

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      511日、東京・大阪・福岡でフラワーデモが行われた。性犯罪の無罪判決

      が続いたことへの抗議として始まったフラワーデモは、今回が2回目である。

      最初は411日、JR東京駅前まで行われた。2回目の今回は、メイン会場

      を大阪とし250人が集まった。東京では150人、次回611日のメイン会

      場予定地、福岡でも50人が集まった。

      既にご存知と思うが、続いた無罪判決を簡単に紹介する。

       

      312日福岡地裁久留米支部。テキーラを一気飲みさせられた女性に対し性

      交に及んだ男性が準強姦罪で訴えられた裁判。女性は抵抗できない状態では

      あったが、性交に同意していると男性が誤信する状況だったとして無罪判決。

      次いで319日、静岡地裁浜松支部。メキシコ人男性が女性への強制性行

      致傷罪に問われた裁判。「頭が真っ白になって抵抗できなかった」という女性

      は、男性にわかる形で抵抗をしたとは言えないとして無罪に。326日名古

      屋地裁岡崎支部。メルマガ2015号でも紹介された、父親が19歳の娘に対す

      る凖強制性交の罪に問われた裁判。父親に服従せざるを得ないような強い支

      配従属関係にあったとは言えず抗拒不能とは言えないとして無罪に。そして

      328日静岡地裁。父親が当時12歳だった長女に対し2年間にわたり性行

      為を強要していたとして強姦などの罪に問われた裁判。長女の証言が変遷し

      たことや、7人家族で同居していたのに家族が誰も気づかなかったのは不自

      然だとして、長女の証言は信頼できないと無罪に。

       

      これらの判決が報道されると、ネット上でさまざまな批判の声があがった。

      「とんでもない!」とか、「何でこれが無罪?」という声は私たちにも理解・

      共感ができるが、そうした声に対して、「判決を論じるなら、報道には書かれ

      ていないさまざまな状況を知ったうえで論じるべきだ」とか、「判決文も読ん

      でいないのに、不当判決云々などというのは問題だ」とか、さらには「法の

      論理をわきまえてない素人の議論だ」というような、抗議をする方がおかし

      いと言わんばかりの反論もネット上にあふれた。中には「裁判長に対するヘ

      イト」だというような「?」な意見まで・・・。

      もしかしたら、そうした反論も間違っていないのかもしれない。しかし、そ

      うであるなら、専門家はわかりやすく説明をしてほしいと思う。私たちはこ

      れまでも、男性から、専門家から「よくわかりもしないのに黙っとれ」と言

      われ続けてきた。だからこそ「もう黙らない。私たちは怒っている」と声を

      上げたのだ。そうやって声を上げたからこそ、上述のようなさまざまな反応

      や議論が巻き起こったとも言える。

      2017年、110年ぶりに「強姦罪」が改正され「強制性交等罪」が成立した。

      法律が変わったからこそのあれこれもあるようだが、だからと言って、黙っ

      ていなければならないということはない。法律が変わったからこそ問題が見

      えるようになったのであるのなら、その法律をよりよいものにしていく責任

      がある。3年後に見直されることになっているこの法律。抗議の声をあげる

      とともに、なぜ、今回のような無罪判決が出されたのか。法律の不十分な点

      は何なのか。私たちは何を主張していけばよいのか等、見直しに向けて、じ

      っくりと考えたい。

       

      721日、22日、静岡で行われる「フェミニストカウンセリングの基礎〜

      女性の人生とフェミニストカウンセリング〜」では、この無罪判決について

      知る時間を持つ。どういうことだったのか知りたいという方、ぜひご参加く

      ださい。

       

      *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

      2019年5月1日のぱたぱた

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        「関市議会女性議員ゼロをなくそう」と仲間たちと動いたが、期待する女性

        たちにはことごとく立候補を断られた。諦めかけていた選挙2か月前にM

        んを知った。多くの女性が出馬を断念するように、彼女も家族の反対等で断

        念したところだった。女性なら誰でも良いとは思わないのは、女性議員に失

        望させられたことが有るからだ。すぐに本人と会った。彼女は関市中心地か

        ら離れた山間部に住み、人口減少につれ商店は閉じ地域の人が集う場もなく

        何とかしたいと活動してきた人だった。話を聞くにつれ彼女を議員にしたい

        と思った。彼女も気持ちを語るうちに「議員になりたい」と封印していた本

        心を言葉にした。

         

        関市では女性の立候補は難しいと、休眠状態だった「関市に女性議員を願う

        市民の会」を再開した。この女性8人のグループと、表立った支援を避ける

        地元の隠れ女性支援者たちが連携して動いた。全員選挙運動の経験は無く右

        往左往しながら友人知人に支援を求め、女性のネットワークは徐々に広がっ

        ていった。女性議員がいないことを知らない市民は多く、議会への関心は薄

        かったが「ゼロではだめだ」と男性たちの支持も多く反応は良かった。しか

        し、何の後ろ盾も組織もなく票読みも難しく当選ライン1200票は高い壁だ

        ったが、知名度もない新人が1679票を獲得し29人中6位当選を決めた。グ

        ループでは「男性議員の中で唯一の女性議員を支えるために今後も支援を続

        けよう。傍聴に行こう」「議会や政策に変化をもたらす女性議員の割合37

        人を目指して4年後に向け活動しよう」と決めた。

         

        この女性だけの選挙運動はグループに代表も選挙対策委員長も立てず、全員

        が平場としてグループラインで発信しあい情報共有した。役割分担は出来る

        人がやれるだけ引き受けたが、女性たちは積極的に動き「唯一の女性候補者

        を当選させよう」と市民を巻き込んでいった。ベキ論の押しつけや力関係の

        面倒さもなく、初めての選挙運動をみんなが楽しんだ。選挙はこれまで男性

        の分野だと思い込んでいた女性たちが「女性だけでも出来る」と実感できた

        素晴らしい経験だった。さあ、次回の選挙はどうなるやら。

         

        *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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