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2017年3月1日のぱたぱた

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    あっという間に2月が逃げました。

    3月は去ると言われますが、今月は簡単に去らせてはいけませんね。

    3月が近くなるにつれ、新聞記事やラジオのリスナーの手紙等に思わずボロ

    ッと涙が出たりする日が多くなりました。

    またあの日がやってきます。

    東京の明るさは6年前と変わらない感じになったし、それが当たり前という

    生活になったと思うのは私だけ?

    被災地は当たり前だった生活が、6年たってどれだけの人たちが当たり前に

    戻ったと感じていることでしょう。

    28日朝日新聞の写真は、福島県双葉町の双葉南小学の投げ出すように積み

    上げられたランドセルと、げた箱に残されたままの靴が、昇降口に残るもの

    でした。ほんと昨日のことのように…。地震直後の混乱と持ち主が戻れない

    異常さは、6年前に一気に引き戻されました。

    昨年夏、南三陸、気仙沼に伺いました。がれきから更地、そしてかさ上げ工

    事の盛り土へと姿は変わっていました。復興への歩みが少しずつ感じられま

    したが、その道のりはまだまだ長いように思いました。

    私にできるたった一つのこと。それは「忘れない!」ということ。誰もが笑

    顔で暮らせる当たり前の日常を取り戻すことを願って…

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

    2017年2月15日のぱたぱた

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      2月11日12日とウィメンズカウンセリング京都で行われた アドヴォケイト

      講座が終わりました。テーマは「親子断絶防止法」。この法律の正式名称は「父

      母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する

      法律」。この法律が誰を縛るかというと「父母」。どのように縛るかというと、

      「離婚後も子どもと親子としての継続的な関係を持てるようにしろ」と縛る、

      つまり子どもと面会交流をさせろと、同居親に迫る別居親の後押しをする法

      律です。積極的に面会交流をしなければ不適切親として監護権を移すゾ、制

      裁金を課すゾと同居親を脅す材料を提供する法律でもあります。

       この法律を講師の長谷川京子弁護士は「別居親との関係維持が子どもにと

      って利益であると言えない場合に面会を推進する法律」と言われていました。

      つまりたとえ離婚したとしても話し合いができるような関係であればこの法

      律は必要がない。自分たちで面会交流についての取り決めもできるし、面会

      交流を実施することもできる。この法律を必要としているのは話し合いがで

      きないような関係、あるいは同居親も子どもも別居親と会いたくないと思う

      ような関係・・・どんな関係かと言うと、典型はDV、虐待。 

       

       家庭内に DV があることそのものが児童虐待であるという児童虐待防止法

      の考え方なんぞなんのその、父母との継続的な関係を持つことこそが子ども

      の最善の利益に資すると言う

       前提(この前提そのものがどうかと思いますが)のもと、妻と子どもは別と

      いう理屈で面会交流が強要されます。こんなに子どものことを思い、子ども

      に会いたがっている父親を子どもから奪うなど言語同断と、面会交流を嫌が

      る母親に「子どもの利益を考えない悪い親」というレッテルが貼られます。

      DVも虐待も証拠を出せと言われると難しい。いずれも第三者の目があるとこ

      ろでは行われませんから、DV冤罪などと言われて、結果として面会交流が強

      要されることとなります。現在既にこうした動きが始まっているそうです。

       

       長谷川弁護士が言っていましたが、裁判所も調査官も離婚をしたら、DV

      終わると思っているそうです。別れても支配とコントロールは続きますし、

      ひどい場合は元夫からストーカーをされます。以前伊勢原市で元夫に刺され

      重傷を負った女性がいましたが、彼女の場合、離婚後7年が経過した後での

      事件です。そして先日の長崎の殺人事件。詳細はわかりませんが、彼女は、

      警察に元夫からのストーカー被害を相談していました。にも関わらず、警察

      からの夫への警告を断っています。面会交流で夫と会わざるを得ない為、警

      告により夫が激昂することを恐れたのではないかと推測されています。警察

      によると面会交流が理由でも加害者との交流があればストーカー規制法の適

      用は難しいとのこと。つまり面会交流の取り決めがあれば、たとえ元夫から

      ストーカー被害を受けても、女性を守ってくれるものは何もないということ

      です。面会交流の強要は子供を利用した暴力という DV そのものだと言えま

      す。

       そしてもう一つこの法律には大きな問題があります。簡単に言うと、子ど

      もの監護について話し合い取り決めることなく別居してはいけない、かつそ

      ういうことが起きた場合には、その状態を早期に解消させなければならない

      という条文があることです。子どもの監護について夫と話し合い、取り決め

      を行ってからしか家を出られないとしたら、妻は家を出られません。DV被害

      から逃れることができません。また仮に子どもを連れて家を出たとして、そ

      の状態の早期の解消とは、具体的には、妻子が再び夫のもとに戻るか、ある

      いは子どもだけ夫のもとに戻すかということになります。

       この法律の阻止のために長谷川さんは毎日議員の元に FAXを送っている

      とのことでした。また越堂さんは、労働者としての女性の権利獲得のために

      国連でのロビイングを繰り返してきたそうです。 随分前のことになりますが、

      DVに関する 啓発ビデオで、19世紀、貧民救済の慈善運動の中で家庭におけ

      る女性への暴力が発見され、暴力撲滅のための運動が行われていたというこ

      とを知りました。その運動が継続されなかった理由はわかりませんが(戦争

      でしょうか?)、家庭における女性への暴力は20世紀、女性解放運動の中で

      再び発見されることになります。フロイトによる性暴力被害の発見もそうで

      すが、女性が受ける暴力被害は常になかったことにされてきました。今もま

      た「親子断絶防止法」により、女性の暴力被害が家庭の中に封じ込められよ

      うとしています。これはDV被害者だけの問題ではありません。被害を訴えて

      は冷笑され、女性自身の弱さ、あるいは落ち度のせいだと言われ、被害妄想

      と決めつけられてきた全ての暴力被害女性の問題です。闘わなければ、私た

      ちの被害は再びなかったものにされてしまいます。

       19世紀の女性たちと違い、21世紀の私たちには参政権もありますし、意見

      表明の権利もあります。SNS、 ブログ、ミニコミ 等々 の意見表明のツール

      も持っています。新聞への投書もできます。もちろん議員にFAXを送ること

      も、越堂さんたちのようにロビイングをすることもできます。再び女性への

      暴力が家庭の中へと閉じ込められようとしている今、私たちにできることは

      何なのか、怠け者の自分自身への自戒を含めて、改めて考えさせられた講座

      でした。

       

      *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

      2017年2月1日のぱたぱた

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        もうすぐ立春ですね。

        立春って2月4日?調べてみたら、1985年から2020年までは2月4

        日らしい。2021年以後は2月3日になる日もあるとのことでした。

        なにはともあれ、もうすぐ冬から春に、春の訪れです。

         

        1月も終わろうとしていたある日、相談者が新聞の切り抜きを鞄から取り出

        して見せてくれました。その切り抜きは、1月27日のもので、新聞記事に

        は大きな文字で「親権面会に積極的な父か同居の母か 子の負担考慮 二審

        は母に」(朝日新聞)というものでした。(一審では、妻と子どもの面接交流

        を「100日」確保するとした夫の計画を評価したものです)

        相談者の女性は、離婚を決め、10歳のお子さんを連れて家を出ました。夫

        は子どもに会いことを執拗に求め、まだ話し合いは続いている状態です。

        夫は「子育てには両親が揃って協力することが必要」「お金だけで済むことで

        はない」と繰り返し、とても良い夫、父親であることを主張しています。

        共に暮らしていた時の夫は、家のこと、子育てに熱心な人で、協力的な夫、

        理解のある父親にみえる人でした。しかし、感情に起伏があり、相談者を言

        葉で貶め、馬鹿にする、子どもには躾と称して、命令、時には罰を与えるな

        ど、外から見えにくい暴力を繰り返していました。

         相談者は新聞の記事を手にしながら、「いろいろな所で、私の言うことは

        DVを利用して大げさに言っているだけと言われてきました。お父さんは子ど

        もことを考えて会いたいと言っている。あなたは子どもから父親を奪う気か

        とも言われました。私は、生活も大変になると分かっていても家を出ました。

        どんな思いで家を出たのか分かってもらえなかった。

        私は子どもを守り、静かに暮らしていきたいだけです。子どもが自分の意思

        で父親に会うことは拒みません」そんな相談者の言葉を今更に聞きました。

        (相談者の了承を得てあります)

        毎日新聞には次のコメントも掲載されていました。「母親の姿勢に反省を求め、

        十分な内容の面会交流を促すような指摘もできたはずだ。(抜粋)」(棚瀬孝雄

        弁護士)

         親子断絶法案が進んでいます。

         もしこの法案が成立すれば、父母が継続的な関係の維持に責任をもたなく

        てはならなくなります。親子断絶法案には「子の最善の利益のための特別配

        慮」として児童虐待、DVその他の事情がある場合は、子の最善の利益に反す

        ることにならないよう、面接交流を行わないようにすることを含め、その実

        施場所、方法、頻度等について特別な配慮がなされなければならないとはあ

        りますが、本当に女性(母親)の気持ち、立場が理解されたものになるとは

        思い難いです。

        相談者が願う「子どもとの静かな暮らし」が脅かされる不安を感じざるを得

        ません。

        今回の高裁の判決が今後どのような意味をもっていくのかと相談者と二人で

        新聞を眺めていました。

         

        *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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