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2019年10月15日のぱたぱた

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    台風19号の深刻な被害がさらに広がっています。

    河川の氾濫による浸水や土砂崩れなど被害の全容もまだすべて把握出来てい

    ない状況のようです。被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

    また、これ以上被害が大きくならないことを祈るばかりです。

     

    今回は過去最大クラスの台風ということもあり、避難所に避難する人はこれ

    までより多かったようです。東京都台東区の避難所では、区民が対象のため、

    ホームレスの男性が「住所がない」ことで受け入れを断わられたというニュー

    スがありました。「命を優先する行動を」と呼びかけているなかでの出来事。

    驚くばかりです。リスクを抱える人たちの安全について考えさせられます。

     

    DVから避難して住み慣れた地域から離れて暮らす女性や子どもたちは全国

    にたくさんいます。加害者からの執拗な追いかけや探し求めに怯えながら地

    域で隠れるように暮らしている方も少なくありません。DVの被害者が「D

    V等支援措置」(総務省によるとこの支援措置を認定された被害者は1812

    月時点で126696人。10年前の4倍近くに増えた)の手続きをしたにもか

    かわらず、自治体部署間の連携や情報の共有不足による漏洩で、転居先を知

    られてしまうことが後を絶たず、この10年で少なくとも26都道府県の41

    自治体で計46件起きていたことが朝日新聞の取材でわかったそうです。今

    年だけですでに8件起きており、すでに昨年の7件を上回っているとの記事

    もありました(10月7日付)。通常であれば複雑ではないはずのさまざまな手

    続きや法制度も、暴力から逃れてきた被害者にとっては苦労する場面がたく

    さんあります。災害時には、被害者の個人情報を守るのはさらにむずかしく

    なるだろうことも考えてしまいます。

    DVを背景に起きている児童虐待死事件、性犯罪への相次ぐ無罪判決なども

    絶えません。暴力によって声を奪われた人、さまざまなリスクを抱えた人の

    不安や困難を理解しない、支えない社会。勇気を出して声をあげた人を守ら

    ない社会の在り方にこそ問題があると、なにに対しても憤り、危機感を募ら

    せている毎日です。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

    2019年10月1日のぱたぱた

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      今日から10月です。昨日のうちにトイレットペーパーを買っておこうとド

      ラッグストアに並んだりした方はいますか? 猫の餌代だって大きなダメー

      ジです。関西は昼夜ともに蒸し暑い日が続いていますが、街を歩いていると

      金木犀の香りがしています。秋はちゃんと来ています。

      さて、今日は、青少年の性意識の全国調査について紹介しようと思います。

      以下は設問とその正答率です。

      1.排卵はいつも月経中に起こる:高校男子12.4%、高校女子33.0%、大学

      男子22.5%、大学女子56.6

      2.精液がたまりすぎると、体に影響がある:高校男子37.4%、高校女子

      10.2%、大学男子40.2%、大学女子11.7

      3.膣外射精は有効な避妊法である:高校男子53.6%、高校女子43.0%、

      大学男子70.6%、大学女子65.6

      (日本性教育協会「『青少年の性行動』第8回調査報告」20187月より)

      どう思われましたか。正解はもちろん3問とも×(間違い)ですが、この正

      答率を見ていると、

      1.排卵は月経中にあると考えているわけで、月経中を避ければ避妊しなくて

      も妊娠しないと考えているの?!ʅʃ

      2.体に精液がたまると影響があると考えている女子が多いということは、女

      子はNOが言いにくくなっている?( ´Д`)y━・~~

      3.有効な避妊法の正しい知識を持ちましょう!!!(~_~)

      と、危機感を持ちます。寝た子をちゃんと起こさないと、これは性教育貧困

      問題です。

       

      *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

      2019年9月15日のぱたぱた

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         99日に関東を直撃した台風15号の影響で、1週間近く経った今も千葉

        県では停電が続いています。残暑厳しい中、被害に遭われた皆さまに心より

        お見舞い申し上げます。

         

         台風や豪雨の被害は“地域”で起きるので、リスクを抱えた人たちがより

        大きな影響を受けるという事実はあるにせよ、地域住民はある程度被害を共

        有できる。しかしDVや性暴力被害を地域で共有することはとても難しい。

        2019年度も前半期が終わろうとしている。624日にひょうごDV被害者

        支援連絡会主催で行った『TICからみた DV被害者×コミュニティケア』

        について報告をしたい。

        TICTrauma informed care)=トラウマインフォームドケアとは、トラウ

        マが人に与える影響を理解したかかわり=ケアのことをさす。講師に招いた

        Dr. Eugen Kou(精神科医・精神分析精神療法士)は、1980年代後半より、

        ガンやエイズ患者の緩和ケアやアボリジニの人々のケアに取り組み、15年以

        上にわたり性的虐待、ホロコースト、自然災害のサバイバーなどのトラウマ

        を経験したコミュニティに対するケアに取り組んでこられた。

        それらの経験を踏まえて、前半は「トラウマの理解と治癒」をテーマに講義

        いただいた。「ストレスと苦痛の経験を理解し処理できる」ということは、「自

        分の身に何が起こったのか理解できていること」、「出来事による自分への影

        響に気づくこと」、「出来事による自分の感情を知ること」、「なぜそれが起き

        たか理解すること」である。しかし処理できなかった場合、トラウマは隠さ

        れ長期間にわたって影響を及ぼす。そして何かが引き金になり、過去のトラ

        ウマが出現する。再びそれを隠そうとするが、度重なる隠れたトラウマの出

        現により感情が爆発したり、機能停止状態に陥り、自死に至ることさえある。

        このようなトラウマの治癒の第一歩は、理解と共感がある「安全で支援的

        な環境」を作り出すことで、「恥を克服する」手助けができる。周りの人が理

        解していると感じるとき、恥についてあまり心配しないか、もっと耐えられ

        るものになる。トラウマの治癒には、長い時間がかかるので、“慎重に、ゆっ

        くり、やさしく”快適に感じられるペースで進めていく必要がある。トラウ

        マを抱えた人は、安全で支えられていると感じられないと話すことができな

        い。プライバシーと尊厳が保たれ、恥が共感と思いやりで克服できる「感情

        的に安全な環境」を必要としている。

        後半は、架空事例について参加者同士がディスカッションすることで、ト

        ラウマのケアに欠かせない『コミュニティケア』という概念を理解し、DV

        害者を取り巻く多様な支援ネットワークを構築する一助とした。DV被害女

        性を支えるためには、その行動の背景にあるトラウマに配慮して、彼女の強

        み(ストレングス)を認め、すべての女性にとって安心・安全で過ごしやす

        い社会にする=コミュニテイケアが必要であると共有した。 

         

        *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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