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2019年11月1日のぱたぱた

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    私の中のこの秋の一大ブームは『心的外傷と回復』(ジュディス・ハーマン,

    1992)と現在上映中の映画『ジョーカー』です。『心的外傷と回復』につい

    ては、何度目かの再訪となりましたが、読むたびに新しい発見があって、正

    直に言えば数年前にはちゃんと読めていなかったことがたくさんあったと認

    めざるを得ないところです。

    今回は、担当している大学院の授業で学生さんとともにこの本を味わって

    います。きっかけはもちろん2018年に発表されたICD11で「複雑性PTSD

    CPTSD)」が掲載されたことです。学生さんたちはCPTSDは知っている

    けど、その診断名が1992年にすでにハーマンによって提起されていたこと、

    アメリカの診断基準DSM掲載をめぐって差別的な扱いをされたこと、PTSD

    の研究が政治的な理由によって一進一退して今に至る歴史があること、それ

    でも当事者(戦争帰還兵や女性たち)による運動によって研究が推し進めら

    れてきたという過去について、初めて触れることばかりのようです。「えー、

    知りませんでした」とびっくりされる時、「やった!」と心の中で思いながら

    この本に感謝する日々です。

    『ジョーカー』についてはネタバレになるので詳しくは言えませんし、これ

    は多くの解釈が可能ですが、私的には『心的外傷と回復』との共通点がある

    と思っています。すなわちCPTSDとナラティヴ。この秋、お薦めの2つの

    作品のご紹介でした。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

    2019年10月15日のぱたぱた

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      台風19号の深刻な被害がさらに広がっています。

      河川の氾濫による浸水や土砂崩れなど被害の全容もまだすべて把握出来てい

      ない状況のようです。被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

      また、これ以上被害が大きくならないことを祈るばかりです。

       

      今回は過去最大クラスの台風ということもあり、避難所に避難する人はこれ

      までより多かったようです。東京都台東区の避難所では、区民が対象のため、

      ホームレスの男性が「住所がない」ことで受け入れを断わられたというニュー

      スがありました。「命を優先する行動を」と呼びかけているなかでの出来事。

      驚くばかりです。リスクを抱える人たちの安全について考えさせられます。

       

      DVから避難して住み慣れた地域から離れて暮らす女性や子どもたちは全国

      にたくさんいます。加害者からの執拗な追いかけや探し求めに怯えながら地

      域で隠れるように暮らしている方も少なくありません。DVの被害者が「D

      V等支援措置」(総務省によるとこの支援措置を認定された被害者は1812

      月時点で126696人。10年前の4倍近くに増えた)の手続きをしたにもか

      かわらず、自治体部署間の連携や情報の共有不足による漏洩で、転居先を知

      られてしまうことが後を絶たず、この10年で少なくとも26都道府県の41

      自治体で計46件起きていたことが朝日新聞の取材でわかったそうです。今

      年だけですでに8件起きており、すでに昨年の7件を上回っているとの記事

      もありました(10月7日付)。通常であれば複雑ではないはずのさまざまな手

      続きや法制度も、暴力から逃れてきた被害者にとっては苦労する場面がたく

      さんあります。災害時には、被害者の個人情報を守るのはさらにむずかしく

      なるだろうことも考えてしまいます。

      DVを背景に起きている児童虐待死事件、性犯罪への相次ぐ無罪判決なども

      絶えません。暴力によって声を奪われた人、さまざまなリスクを抱えた人の

      不安や困難を理解しない、支えない社会。勇気を出して声をあげた人を守ら

      ない社会の在り方にこそ問題があると、なにに対しても憤り、危機感を募ら

      せている毎日です。

       

      *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

      2019年10月1日のぱたぱた

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        今日から10月です。昨日のうちにトイレットペーパーを買っておこうとド

        ラッグストアに並んだりした方はいますか? 猫の餌代だって大きなダメー

        ジです。関西は昼夜ともに蒸し暑い日が続いていますが、街を歩いていると

        金木犀の香りがしています。秋はちゃんと来ています。

        さて、今日は、青少年の性意識の全国調査について紹介しようと思います。

        以下は設問とその正答率です。

        1.排卵はいつも月経中に起こる:高校男子12.4%、高校女子33.0%、大学

        男子22.5%、大学女子56.6

        2.精液がたまりすぎると、体に影響がある:高校男子37.4%、高校女子

        10.2%、大学男子40.2%、大学女子11.7

        3.膣外射精は有効な避妊法である:高校男子53.6%、高校女子43.0%、

        大学男子70.6%、大学女子65.6

        (日本性教育協会「『青少年の性行動』第8回調査報告」20187月より)

        どう思われましたか。正解はもちろん3問とも×(間違い)ですが、この正

        答率を見ていると、

        1.排卵は月経中にあると考えているわけで、月経中を避ければ避妊しなくて

        も妊娠しないと考えているの?!ʅʃ

        2.体に精液がたまると影響があると考えている女子が多いということは、女

        子はNOが言いにくくなっている?( ´Д`)y━・~~

        3.有効な避妊法の正しい知識を持ちましょう!!!(~_~)

        と、危機感を持ちます。寝た子をちゃんと起こさないと、これは性教育貧困

        問題です。

         

        *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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