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2018年10月15日のぱたぱた

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    今年のノーベル平和賞に、内戦下で性暴力を受けた数万人もの被害女性の治

    療や、戦時下の性暴力根絶を訴えてきたコンゴ民主共和国の産婦人科医デ

    ニ・ムクウェゲさんと、過激派組織「イスラム国」(IS)から受けた性暴力を

    証言・告発し、性暴力を受けた女性の救済に取り組むイラクのクルド民族少

    数派ヤジディ教徒のナディア・ムラドさんの二人の授賞が決まった。

    ネットの記事によると、ムラドさんは、ISの大量虐殺や自身が体験した性奴

    隷の被害を明らかにし、その後、人身売買の被害者の尊厳を守ることが必要

    だと訴える国連親善大使に就任。20169月の国連本部での演説では、「首

    の切断、性奴隷、子どもへのレイプ。これらの行為に突き動かされないので

    あれば、いつ行動するのですか? 私たちにも生きる価値がある」(朝日新聞

    デジタル)と各国代表に問いかけたという。

    授賞をムラドさんは、「この賞をすべてのヤジディ教徒、イラク人やクルド系、

    少数派、世界中の性暴力の被害を受けた人たちと分かち合う」という声明を

    出している。

    戦時下の性暴力、慰安婦の問題、若年層や弱者をターゲットにした性暴力、

    DV、セクハラ…。今も私たちの社会で被害者を苦しめ続けるさまざまな暴力

    が同じ延長線上にある。

    性暴力が戦術として使われるのはなぜか。その背景には女性を所有物として

    みる考え方やジェンダーの問題が根深くある。いまだ個人の問題とされ社会

    の問題としての取り組みが遅れ、謝った捉え方のままの社会の認識がある性

    暴力。その認識が二次被害となって被害者をさらに苦しめる。たくさんの性

    暴力被害者が見えない仕組みの暴力に晒されたまま沈黙を強いられ、性暴力

    被害者は社会の中で深く傷つき被害と気付かないままに置かれている。

    なぜ私たちの性は、奪われ、支配され、利用されるのか。性差別社会を背景

    とする性暴力をジェンダーの視点で読み解き、奪われた権利を共に取り戻し

    ていくフェミニストカウンセリング。女性への暴力を容認してきた社会を共

    に変えていく私たちでありたいと思う。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

    2018年10月1日のぱたぱた

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      台風24号によって影響を受けられた方に、お見舞い申し上げます。

       

      今日(930日)のニュースでは「早めの避難を」「不要不急の外出は控

      え、身の安全を確保してください」と、繰り返し大きな台風であることを報

      せている。先の台風21号でも多くの被害があり、重ねて被害を受けられた

      方も多いことと思う。今夕北海道では震度4の地震もあった。台風24号の

      進路が気になっている。どうか被害が最小限にとどまりますように。

      こんなに自然災害が多い夏はこれまであったのだろうか。スマホが危険情

      報を流す音にもそれほど驚かなくなってしまうほどだ。

      最近は台風が来るとなると、公共交通機関が早くから運転取りやめの広報

      をするようになり、混乱が少なくなっているらしい。「なんとか出勤しなくて

      はいけない!」とこれまで考えていた人たちが「交通手段がないので欠勤し

      ます」と連絡するようになったり、会社の方も早々に「自宅待機」を決める

      ところも多くなったそうだ。無邪気に「暴風警報が出ると学校が休みになる」

      と考えていた子どもも、天災の怖さをこんなに続け様に映像で示されると、

      他人事として休校を喜んだりすることはできないのかもしれない。

      小学生の頃、近くの大きめの川が氾濫して自宅が床下浸水することが何度

      もあった。上がり口に脱いでいたサンダルがぷかぷか浮いているのに気づい

      て、驚く。初めは可笑しくて笑っていてもだんだんと水位が上がり、家の中

      に水が入ってくるのではないかと不安になった。伊勢湾台風を経験したおと

      なたちは畳を上げて、被害を最小に止めようとしていた。日常と異なること

      は少し心が高揚するのだが、この先に起こるかも知れない現実に恐怖を感じ

      たものだった。そんなずっと忘れていた台風の思い出をいま想起している。

      この数日は日本にいるほとんどの人が日本列島を縦断する台風の行方を気

      にしているのだろう。沖縄地方の方から北海道地方の方まで、共通してどう

      やり過ごそうかと対策している。どうか大きな被害がありませんようにと祈

      るしかない。

      考えてみるとこの「とき」は、自然災害に対峙してきた先人たちの知恵を

      知る機会でもあるし、遠く離れた会ったことのない人の不安や困り事を想像

      することができるときでもある。

       

      沖縄県知事選挙は無事行われ開票されているとのことだ。自然と共存し持

      続可能な生活を営むことを大切にするとともに、政治に参加することも重大

      事だ。来年の春に向けて私たちも行動したりウォッチングしていこう。  

       

      *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

      2018年9月15日のぱたぱた

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        93日から日本各地で猛威を振るった台風21号の被害に遭われた皆さま、

        96日未明に北海道胆振地方中東部を襲った地震によって被害に遭われた

        皆様に心よりお見舞い申し上げます。

        台風21号の桁外れだった強風により、関西では大阪を中心に甚大な被害

        が出た。また北海道地震では、広範囲にわたる土砂崩れが起き、多くの方々

        が亡くなられた。被害の爪跡は大きく日常を取り戻すまでにはまだまだ時間

        がかかることと思う。そして被害に遭われた方々の恐怖が軽減していくには、

        多くの時が必要である。まずは安全で安心な環境の確保が優先されるが、相

        談業務に携わる私たちに何ができるのだろうかと考えながら、第一回公認心

        理師の受験日を迎えた。

        日本フェミニストカウンセリング学会は、2015 年に制定された公認心理

        師法の施行にあたり、20172月に厚生労働大臣と文部科学大臣宛に公認心

        理師法の経過措置における受験資格に対する要望書を提出した(賛同団体と

        して全国女性団体協議会、全国シェルターネット)。その内容は2点あり、

        1.実務経験が認められる施設に、配偶者暴力相談支援センター、連携機関

        としての民間シェルターなどの民間支援団体、また男女共同参画センターを

        含める、2.非常勤勤務の者が多いため、「5年以上かつ5000時間以上勤務

        していることとする」という要件に満たない場合、条件の緩和、もしくは何

        等かの補填措置を考慮に入れる、というものだった。

         そして今年20182月から「現任者講習会」(4日〜5日間実施)が全国

        各地で開催された。この講習会の課程を修了し、かつ5年以上業として行っ

        た者には受験資格の特例が設けられた。(詳しくは厚生労働省、または日本心

        理研修センターHP参照)

         過去の臨床心理士資格試験においても、私たちの業務に関連の深いDV法

        に関する問題は出題されている。例えば、家庭内暴力に関する次の記述のう

        ち正しいものを選べという問題(2016年出題)では、A.配偶者暴力防止法

        は、生活の本拠を共にする交際関係を解消したあとでも適用される。B.「保

        護命令」に関する規定については、心理的な苦痛を伴う言語的暴力も対象に

        している。C.DV被害に遭った親子を支援するには、配偶者暴力相談支援

        センター、福祉事務所、警察、地方裁判所など、多様な関係機関との連携が

        必要になる。D.配偶者暴力防止法においては、女性の被害者をその対象と

        している。(答えは、AとCと発表されている)

         第一回公認心理師試験でも、DV防止法に定める内容に関する問題、強制

        性交等罪の被害に遭った女性の症状を問う問題が出題された。試験範囲が広

        い上に、基礎を理解した上での応用を問われる問題が多かったという評価が

        散見される。学会としては、希望される会員には前向きに認定フェミニスト

        カウンセラー資格を取得していただき、さらに希望されれば心理技術職とし

        て国家資格になった公認心理師資格取得の後押しができればいいと考えてい

        る。

         

        *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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