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2019年11月1日のぱたぱた

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    私の中のこの秋の一大ブームは『心的外傷と回復』(ジュディス・ハーマン,

    1992)と現在上映中の映画『ジョーカー』です。『心的外傷と回復』につい

    ては、何度目かの再訪となりましたが、読むたびに新しい発見があって、正

    直に言えば数年前にはちゃんと読めていなかったことがたくさんあったと認

    めざるを得ないところです。

    今回は、担当している大学院の授業で学生さんとともにこの本を味わって

    います。きっかけはもちろん2018年に発表されたICD11で「複雑性PTSD

    CPTSD)」が掲載されたことです。学生さんたちはCPTSDは知っている

    けど、その診断名が1992年にすでにハーマンによって提起されていたこと、

    アメリカの診断基準DSM掲載をめぐって差別的な扱いをされたこと、PTSD

    の研究が政治的な理由によって一進一退して今に至る歴史があること、それ

    でも当事者(戦争帰還兵や女性たち)による運動によって研究が推し進めら

    れてきたという過去について、初めて触れることばかりのようです。「えー、

    知りませんでした」とびっくりされる時、「やった!」と心の中で思いながら

    この本に感謝する日々です。

    『ジョーカー』についてはネタバレになるので詳しくは言えませんし、これ

    は多くの解釈が可能ですが、私的には『心的外傷と回復』との共通点がある

    と思っています。すなわちCPTSDとナラティヴ。この秋、お薦めの2つの

    作品のご紹介でした。

     

    *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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