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2018年4月15日のぱたぱた

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    ●全国共通DVホットライン運営事務局としての活動
    2018年3月末日で終わりを迎えた全国共通DVホットラインは、2001年
    10月の全国一斉DV電話相談から始まっている。主催は広島に活動拠点を置
    く「ネットワーク虹(以後「虹」)」。このときは統一番号ではなく、告
    知で相談拠点の電話番号を列記している。翌年の10月に2回目の一斉電話
    相談を行う。翌2003年にはシャルレ女性奨励賞の助成金で、初めて6日間の
    フリーコール電話相談を行っている。受付時間は10:00~17:00。26団体が参
    加している。6日間の架電数は672件。その内312件が相談につながっている。
    このホットラインの振り返りで、「虹」は次のように述べている。
    ・・・今後もこのような社会啓発的なイベントを実施するためには、企業
    助成金等を獲得するということが前提となり、少人数のスタッフで多忙を極
    めている民間団体にとっては、大変な作業です。DV電話相談を共通番号の
    フリーコールで行う事業を、民間団体が行政から委託事業として請け負うこ
    とができれば、民間団体は、電話回線使用料や相談員の人件費にあてること
    ができます。・・・・
    翌2004年「フィリップ・モリス・ジャパン社」からフリーコール料金の
    助成を得て通年でのフリーコールのホットラインがスタート、14年に渡って
    続けられることになる。一つの電話番号にかかってきた相談電話を各地の拠
    点で受けるという形式での通年のフリーコール相談電話は、このホットライ
    ンが最初と聞いている。
    2010年以降に「虹」のメンバーにホットライン開設の経緯について話
    を聞いたことがある。そのときに強く印象に残ったのは、「全国で共通番号の
    相談電話があれば、絶対に被害者に役に立つ」という彼女たちの強い確信と
    情熱、行動力だった。2010年当時の形に落ち着くまでのさまざまなトラブ
    ルや困難は、その確信と情熱、行動力により乗り越えられている。「虹」のメ
    ンバーが夢想した行政の委託によるホットライン事業は、現在「よりそいホ
    ットライン」で実現されている。「虹」は既に解散し、「よりそい」につなが
    る、そして14年に渡ってDV被害女性を支え続けてきたDVホットラインは
    人々の記憶から消えていくこととなる。このように最初の誰かの情熱によっ
    て産みだされ、時代の変化により使命を終えていった活動は他にも少なくな
    い。忘れ去られていく、それらの活動の精神は異なる名前で、または異なる
    形で引き継がれている。今の活動には、そこにつながる「最初の誰かの情熱」
    があり、「虹」がそうであったように先駆者の困難があったであろうことを忘
    れずにいたいと思う。

     

    *「パタパタ日記」は理事が持ち回りで執筆しています。
     

    2018年4月1日のぱたぱた

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      「ミーツーが日本では盛り上がらない・・・」と話していたら、「ツイッター

      ではかなり話題になっていますよ」と若いAさんが話しかけてきた。情報に

      アクセスする手段の違いで間逆の捕らえ方をしている事にあせった。SNS

      にも縁遠く情報化社会にイマイチ付いて行かれてない。

       

      30年以上前にアルビン・トフラーが「第三の波」を提唱した。人類は大変革

      の波を3度経験している。

      「第一の波」は農業革命(人類が農耕を開始した新石器革命に該当)、

      「第二の波」は産業革命、

      「第三の波」は情報革命による脱産業社会(情報化社会)

      その頃の私は、何とも捉えどころの無い「情報化社会」が、イメージもでき

      なかった事を記憶している。今、まさしくトフラーの予言どおりとなった。

      株は人工知能により瞬時に自動売買されマネーゲームとなった。パソコン一

      つあれば私にも、あらゆる情報が居ながらにして手にできる。旅行先の情報

      と最安値のフライトチケットや望む条件を満たした世界中のホテルの予約も

      簡単に取れ、オリジナルの旅を満喫している。しかし便利な反面、私も経験

      したスキミングによるクレジットカードの不正使用や出合い系サイト等によ

      る性被害、不正アクセスによる個人情報流失等のネット犯罪など影の部分も

      多い。

       

      次に来る「第四の波:第四次産業革命」は、インターネットと人工知能によ

      って、様々な産業、工場、家庭、人を結びつけ、超オートメーション化され

      た効率の良い社会を創る事のようだ。報道によれば人は実体験することなく、

      分身ロボットによる感覚を伴った「アバター体験」が実用化され始めたよう

      だが、これも効率化なのか。

      効率と利便性を追い求め、その先に何が有るのだろうか。「第四の波」が人類

      に何をもたらすのか、人類は本当に幸せなのか。杞憂であれば良いが・・・。

       

      *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

      2018年3月15日のぱたぱた

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         寒くなると阪神淡路大震災を思い出し、それを過ぎると東北大震災を思い

        出す。2011311日電話相談を受けている時に、目が回るように感じた

        私はまずは自分の体調が悪いのかと思った。28日から実施された全国24

        時間DV・性暴力相談フリーダイヤル「パープルダイヤル」などで疲れてい

        るのかと思った。それが二度ほどあったものの、東北で大きな地震があった

        と聞いた時にはまったく結びつかなかった。その夜は相談員研修があり、私

        は研修後年度末が近かったために事務所に泊まって記録の整理をするつもり

        だった。事務所が海に近いので、津波の心配をして他のスタッフから止める

        ように言われた。それをさほど気にせずに事務所に行き、初めてテレビで津

        波の大きさを知った。それでもどれほど甚大な被害が出ているのかは翌朝ま

        で予想がつかなかった。加齢とともに記憶が曖昧になっていくが、この震災

        当日のことは今でもよく覚えている。

         東北大震災後、「パープルダイヤル」やその後実施された「パープルホット

        ライン」で、過去の性暴力被害を思い出した、理由はわからないがとても怖

        い、音に過敏になっているといった相談を受けた。

        今でも原発事故の影響が続く福島県では、34千人が県外で避難生活を

        しているという。避難指示は解除されても、帰還する人はわずかであり、被

        災した人に以前の生活は戻らない。普段通り生活していた人が、何も悪いこ

        とはしていないのに一瞬にして長い間苦しめられている。「被災者」の抱える

        この苦しさと、DVや性暴力被害者の抱える苦しさはどこか重なる。被害は

        誰も望んで受けるわけではないが、社会になかなか理解してもらえない、共

        感してもらい難いという理不尽さが共通しているように感じる。フェミニス

        トカウンセリング学会は今後も福島県の拠点であるウィメンズスペースふく

        しまの活動を支援し続けていきたいと考えている。

        また昨年11月には、援助者支援事業で熊本県益城町、南阿蘇を訪れた。

        熊本地震から1年半経っていたが、当日経験されたことはまだ十分に語られ

        ていないのではないかと感じた。益城町も南阿蘇もまだ復興途上だったが、

        名城として知られる熊本城をまず再建したいと言われた時、正直私は戸惑っ

        た。しかし「原風景を取り戻したい」という思い、つまり以前の生活を取り

        戻したいという思いが強いんだと思い当った。熊本の人にとって象徴的存在

        である熊本城を再建することはそういう思いがあってのことなのだろう。今

        何気なく暮らしている日常生活がいかに大切なのかを改めて感じながら、

        3.11震災の日を過ごした。

         

        *「ぱたぱた日記」は理事が持ち回りで執筆しています。

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